高瀬アキ (ピアニスト、作曲家)

大阪生まれ ベルリンを拠点にジャズ、即興音楽シーンで国際的に活躍しているピアニスト・作編曲家である。桐朋学園大学ピアノ科で学ぶもののジャズピアニストの道に入る。1988年にベルリンに移住。90年からは音楽監督アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハと共に ベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラを率いて演奏活動を開始し、ベルリンのハンス・アイスラー大学客員教授を務める。「プレイズ・ ファッツ・ウォーラー」を始めとする数々の プロジェクトで活動する他、 DUOでもハン・ベニンク、ルイ・スクラヴィス、デイヴィッド・マレイ、ダニエル・エルドマン、シュリッペンバッハ等と演奏。

1999年より”言葉と音”シリーズとして作家 多和田葉子と公演を始める。世界各地 又日本でも毎年行われている。又2007年から舞踊家の川口ゆいと“ピアノの中に都市がある“シリーズで欧米で公演活動。去年2022年はベルリンのSilent Greenで新作“Accento“3日間連続公演を行い高い評判を得る。 最近は自己のグループ「JAPANIC」 の活動に力を入れており、今年(2023 年)は 2 作目の CD をリリース する予定。他 最近発売されたCD “Carmen Rhapsody“ でオペラ歌手中村まゆみ チェリスト Vincent Courtois、サックス奏者Daniel Erdmannと共演。これに併せて舞台美術に塩田千春が加わった公演も大好評である。

受賞歴:

ベルリン新聞文化批評家賞(1999年)、SWRラジオ局2002年度最優秀音楽家賞、2004年度ドイツ批評家賞ジャズ部門年間ベスト・レコード賞併せて9回 受賞 (1988-2017)
2018年度 ベルリン・ジャズ賞を受賞。
2021年度 ドイツジャズ賞(ピアノキーボード部門)German Jazz Preis 受賞
2021年度 Albert-Mangelsdorff Preis 2021 (アルバート マンゲルスドルフ賞)